
きのうの実質時給が最低賃金以下、に関連しなくもない話なのですが。
もうだいぶ前、友人Sがパートの仕事を探していたので、料理好きな彼女に良いのではと、そのころ立ち上がったばかりの□ー○ーFOODに当たってみることを提案したのです。
高齢者が集まってオリジナルのお弁当をつくり、それを会社などに宅配したり販売したりするというもの。
マスコミにも取り上げられ、高齢者たちも楽しそうだったのです。
が、開けてびっくり。
高齢者たちは交通費1000円(一日)だけで他に報酬がないと言うんです。
つまり、やりがい搾取?(運営側は「やりがい創出」と言ってますが)
おだてて喜ばせ、テレビなどにも取材させて意気を上げ、うま〜く利用している感じ。
組織はフランチャイズのようで、今や市内に3箇所ぐらいもあるようですが。
調べても悪い噂は出て来ないのです。
なにしろ相手は私と同じぐらいか、もっとずっと高齢者で、おそらくSNSなども不得手でしょうから、情報の出ようもないのかもしれない。
家でじっとしているよりは楽しいだろうし、若い人たちにおだてられるのも悪くないだろうし、仲間がいて一緒に働いて人の役に立つのなら、そしてそれが結果、組織の利益につながるのならウィンウィンなのか?
使われる側が納得しているのなら無問題なのかなあ。
ここを取材した『ガイアの夜明け』の動画があったので、途中までですが良ければ見てみてください。
初めはハンバーグ屋さんの話題であれ?っと思うけど、間違いなくこの組織のものです。
不利な条件で働かされているけれど、そこで働くのが好きだから辞めない、という点では、報酬の多寡はあるとはいえ、私も同様なのですけどね。
写真は2011年9月7日、安定のモス。
☆Web拍手ご返事
○本体が安いを基準に管理会社を選定し、それをいかに安く運営するかを会社が考える、「安い」だけが重要な世の中になってしまいました。
○仕事はたいへんではありますが、相応の対価はいただきたいものですー。
○今月やってみて、改善されるといいんですけどね。