歯医者という名前の猫～その後

もうだいぶ以前のことになってしまいましたが、伊丹十三が猫に歯医者という名前を付けたという話。
なぜ歯医者なのかを知ろうと古本で買った『再び女たちよ！』は一部分のみ読んだだけでWinノートの脇に未練がましく置きっぱなしになっています。

本は昔はかなり読んだ方だと思いますが、ここ数年というか、もっと前からかな、本を読むことに対する集中力がなくなってしまったのです。
パソコンでは流し読みをしたりするし、気に入らないとすぐにウィンドウを閉じたりもできるけど、本は物としてそこにあるからなあ、何て表現したらいいんだか。。。

ということで、本題のなぜ猫に歯医者という名前を付けたのかということですが、結局それはエッセイを読んだだけでは知ることはできませんでした。
ネーミングにはかなりのこだわりがあったことだけはわかったけど。
いや、伊丹十三はネーミングだけでなくてあらゆることにこだわってましたけどねー。

その歯医者という猫は伊丹十三の妹が大江健三郎に嫁ぐ時に連れて行ったそうで、溺愛して首輪に純金の鈴を付けていたそうです。
大江には真鍮だと嘘をついて。

その後、子どもが生まれると、歯医者は赤ん坊に嫉妬してその首輪をしたまま家出をしたとのことです。
現実も小説のような話です。

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