20220821

「床屋の満足」そのまんま


前回カット後、約1ヶ月強経ったので美容院に行って来ました。
担当美容師は整髪直後だったようで、自身の髪が異様にビシッとなってました。

「ずいぶんスッキリしたんですね」
「いや、先輩のとこで切ってもらうんで何にも言えなくて」
もうお任せ状態だそうです。

「3ミリにしといたから」と、勝手にツーブロックにされ、下は3ミリの刈り上げ、前はリーゼントでビシッと固まっているのです。
先輩、時間が止まってるよ。。。

一見、毛量が多そうに見えるのですが、実は薄いそうで、曰く魔法のスプレーをかけて無理矢理セットして立てているのだそう。

「もう一人、同期の女性で頼める人がいるんだけど、仕上がりがイマイチで自分で直すの30分ぐらいかかるんだよねー」とのこと。
やっぱり美容師自身、理容師自身が自分の髪のこととなると悩ましいですね。

今回のことでまたまた思い出した、前にも書いた伊丹十三さんの随筆。

散髪したての男というのは、なんとなく哀れを催させる存在である。耳の上や首筋を必要以上に青青と、整然と刈り込まれてしまって、どこからどう見ても、床屋の美意識、床屋の解釈による、床屋の作品、という趣ではないか。もしこの作品に名をつけるなら「床屋の満足」ということにでもなろうか。
〜伊丹十三 「他人の顔」

まさにこれ。これでした〜!

写真は2020年8月21日、ダンボールに入った小さいオト。

☆Web拍手ご返事
○リンク先のお母さんがすごいです♪
○お安く工夫するのが好きです〜。

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