「カティーサークですよね」

昔、バーなどでウイスキーも飲んでいた頃、好きで通っていたお店がありました。
当時としてはかなり前衛的なインテリアで、お店の中央にドッカーンとステンレス製の大きなカウンターがあり、その3面に造りつけの長椅子に客がぎゅうぎゅう詰めで座って大賑わいでした。（バブルの頃です）
残る1面がマスターの厨房となる面。
FaceBookページがあったのでリンクします。トップイメージにあるのがそのカウンター。照明はほぼ、このテーブルに埋め込まれているライトの間接照明のみでした。

でも通ったのは20代のほんの一時期で、結婚後は飲みに行くことも稀になり、私もビールしか飲まなくなり。。。

調べてみたらすでに10年以上前になりますが、セーネンAに私たちが若い頃に通っていた店に行ってみたいと言われて、久しぶりにこのお店のドアを開けたのです。
すると、客は私たち3人だけ。時間の経過を痛いほど感じました。
FaceBookを見るとマスターはこの後、ご病気をされたようですが、この時に「カティーサークですよね」と聞いてくれ、本人も忘れていたような、もう数十年も前の私の好みを覚えていてくれたんです。

一度、人の顔を見たら忘れない店主や、一度、髪に触ったら忘れない美容師など、天職なんだろうなと思う人がたま〜にいますが、このお店のマスターもまさにそうなんでしょうね。
すばらしいです。うれしかったです。

ついでにそのまたしばらく後に行った焼き鳥屋の話にもリンクしておきます。

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な〜んかおいしくて飲み過ぎてしまいそうです〜。

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