20100426
懐かしい『嗚呼鼠小僧次郎吉』
日曜日、ろくなテレビ番組がなくて仕方なく『蒲田行進曲』を見ていました。昔、わざわざ芝居を見に行ったものですよ。つかこうへい。当時は黒テントとか赤テントとかアングラ劇団が大はやりでした。なんであんな訳のわからない芝居が良かったのか今となっては謎ですが。
で、遠い昔を思い出しました。学生時代の演劇部。
遅れて入部した私が最初に一から経験したのが佐藤信さん脚本の『嗚呼鼠小僧次郎吉』でした。初めてだったので気合いも入ってたんでしょうね、単行本まで買って。今も本棚にありました。当時は台本はみんなで分けて手書きしてわら半紙にガリ版刷りだったから、きっと秘かに買ったのね。
この脚本は登場人物が多いので全員キャストでした。芝居が初体験ならキャストも初体験。もちろん下っ端は照明器具を運んだりの力仕事や雑用もいっぱいです。情報宣伝の略かジョーセンと呼ばれていた仕事を任され、公演のチケットやポスター、パンフレットの制作にあたり、広告の出稿をお願いしに近隣の商店や会社も回りました。これが今の職業に就くきっかけになったんですけどね。
脚本はロックのミュージカル仕立てなので軽音部?だったか学内の他のサークルのバンドも入ったりして大人数で派手で楽しかった。
背中の真ん中ぐらいまであるカーリーヘア、細い身体にヒールの高い靴とベルボトムのジーンズをはいてエレキギターを弾いていた先輩なんかは畏れ多くて近づくこともできませんでした。つい5年前ぐらいに街で見かけたらふつーの疲れたおじさんになってたのが残念ですが。今もたぶんコピーライターをやってるはず。
演劇部に関する思い出はいろいろあるのに今まであんまり書かなかったなー。
ちょっと長くなるので次回に続きます。
写真はモスの成果を見に来たハッカ。
☆Web拍手ご返事
職住一帯だから仕方がないことでもありますねー。
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