20100817

ドラマ『歸國』


ここんとこ倉本聰氏のドラマは敬遠してたんですが、先日の『歸國』は配役が面白そうだったので長かったけど全部見ました。
脚本は倉本氏だけど原作は違うんですね。
原作を読まない限りはどう脚色されたのか計りかねますが、今まで敬遠してきた理由の押し付けがましさというかそんなタッチが満載でしたー。

以前、氏のラジオドラマ制作の現場をテレビ番組で見た気がしますが、その時は細かいことにかなりの拘りを見せていましたが、この歸國ではそういう細かいところ、例えば子役がチラチラカメラ目線になっていたり、ビートたけしに刺されて死んだ石坂浩二のお腹に刺さったナイフが呼吸と一緒に揺れていたり、八千草薫がピアノを弾きながら語っている場面で実はピアノを弾いていない手が写っていたりなど、とても氏のものとは思えない隙だらけの映像でした。

英霊たちは生前に受けた傷がそのままで今も痛んでいましたが、どうかあの世に行ったら痛みも苦しみもなくなり、魂だけは時間も空間も超越して自由にどこにでも行けるようであって欲しいです。

☆Web拍手ご返事
メールができればいいんでしょうけれどねぇ。難しいでしょうね。

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