20090731

なくしたコレクション


きのうの話から続きますが、その、昔住んでいた家の眼科側の数軒隣は、タイル屋さんでした。一般の商店ではなくて、たぶんタイルの工事を請け負っていたんだと思います。
敷地にはトラックが入れるような広い間口の入口があって、舗装されていないその道路には、こぼれ落ちたらしいタイルがいっぱい落ちていたんです。昔のタイルは小さいものや凝ったものや、バリエーションが豊富でとてもきれい。そこの入口に友だちと座り込み、半分土に埋まったようなタイルを掘り出すのが当時の遊びのひとつでした。

今思うと、例の「眼科に捨ててある瓶は拾ってはいけない」決まりへの欲求不満解消でもあったかもしれないですね。ここではどんなに拾っても誰にも叱られないし。

で、集めに集めたタイルは、買ってもらったサルの形をしたフェルトのバッグにぱんぱんに詰め込んで大切にしていたんですが。。。その町からの引越し後、紛失してしまいました。紛失したんじゃなくて、親にひっそり捨てられたのかもしれないけど。

サルのバッグも、そのふくらみ具合も、それが壁にかかっている様子も、くっきりと憶えてるんですよね〜。手仕事をしながら思い出す、懐かしい昔のいろいろ。子どもだったからかもしれないけど、なんてのんびりしたのどかな時代だったんでしょう。

☆Web拍手ご返事
どうしても仲良くできない二人です。

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