20100130
モンセンは捨てられるか?
捨てることができるもののことを考えています。
実際に戸棚や物置きを開けてみるのでなく、頭の中であそこにはアレが入っている、アレは捨てるか捨てないか?など。
昔、仕事で使っていたモンセン清刷集という書体の見本帳のようなものがあります。4集あるみたいだけど今私が持っているのは2冊。(3冊あったと思ったのにもう1冊はどこへ?)これが大きくて嵩ばって。
大いに使ったので表紙はボロボロ、中身もボロボロです。2穴のバインダーで綴じるようになっているのですが、穴などとっくに用をなさなくなってセロテープで補修、そのセロテープも劣化してポロポロ取れてきています。
例えばロゴタイプを作る時。デザインスコープという暗室に入ってモンセンから必要なだけ紙焼きをし、できた紙焼きをミリ単位まで字間にこだわって切り貼り。それをまた紙焼きしてようやく完成となります。
紙焼きも時々失敗したり、薬液を入れ替えたりのケアも必要で一筋縄ではなく、夏など暗室にこもるのは苦行でしたね〜。
そうやって昔制作したロゴタイプが、今も現役バリバリだったりします。
今ならパソコンで簡単に作れてしまいますが、その制作の意気込みというかこだわり方が紙焼き時代とは全然違うと感じます。
音楽に例えればレコードとCDの聴こえ方の違いに似たような?
改めて見るとそれぞれの書体に味がある。膨大な量だけれど、これをデータ化してはどうか?でも、データ化した途端になぜかその味がなくなってしまうような気がするし、いったいどのぐらいの時間がかかるのか。。。ライフワークにもなり得そうですね。
久々に戸棚から出してみたモンセンの匂いをチェックする2猫。
☆Web拍手ご返事
モスはここしばらく粗相はしてないんですけどね。
する時はやっぱり何かの意思表示なのかな〜。
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